口に入 れると懐かしい味、香りがする。

土は、すべてを育むのもお仕事。
土は、すべてを土に還すのもお仕事。

土が、家屋建築の材料となるには、一工夫いる。

土の素晴らしさは
温かさ、ぬくもり、柔らかさ、優しさ、味わい、色のもつ素朴さ、
という様々な表情をもって、人が 自らの豊かさを育むところ にある。

さて、それは良いのだが、次の点は?

土は息をしている。
息をしている土の上に、家屋は建つ。
土が腐れば、その上に立つ家屋も腐る。

土の息をうばわないように家屋を建てないと家屋も腐るということである。

人が慈しみを山河草木に及ぼし、
大地の息をうばわず、家屋の息をうばわない「土と家屋の関係」を築くこと。

それこそ、本当の建築法と言えるかもしれない。